初めの頃は、深刻な気持ちでムスメちゃんの経過を見ていたのですが、装具を着けている以外はとても元気なムスメちゃんのおかげもあって、僕も奥さんもムスメちゃんが装具を着けている日々に慣れていきました。非日常も時間が経過していくと日常になっていくものですね。
ムスメちゃんは生後3ケ月で股関節脱臼であることがわかり、それから3ケ月の間、装具を着けていました。
生まれてから6ケ月のうちの3ケ月
つまり、それまでの人生の50%を、装具を着けていたことになります。
割合だけで考えると、えげつないですね。
今回は、その3ケ月の間で感じた股関節脱臼のお子さんをお持ちで、お子さんに装具を着けさせている親御さんに共感してもらえる、あるあるネタを話していきたいと思います。
あるある その1 おむつの交換が楽になった
股を開いている姿勢を装具で固定されているため寝返りを打たない状態なっていました。なので、おむつ交換いつでもウェルカム状態です。股の部分がパカッと開くタイプ肌着を着ていたこともあって、シュッ、シュッ、パッてな具合に、手早くおむつ交換ができるようになりました。(むしろ「イヤー」と言って逃げられる今のほうが大変です…)
あるある その2 お風呂のあとの装具装着は大変だ
お風呂を出た後、ムスメちゃんの体を拭いて、おむつを着せて、肌着を着せて、装具を着けなければなりません。装具を着ける前段階で十分、手間のかかる作業なのですが、装具を装着させる作業が加わるともっと大変です。
装具にはマジックテープ部分が7か所・ベルト部分が4か所あります。今思い出しても、大変だ、こりゃ。奥さんと僕、二人がかりでやっても大変だったんですから、奥さんが一人のときはもっと大変だったはずです。
頭が下がります。
あるある その3 ベルト部分がとっても臭くなる
写真のベルトのココの部分から
牛乳を含んで腐った雑巾のような臭い
がするようになりました。
初めはそうでもなかったのですが、ミルクを飲んでいたりすると、どうしてもこぼしてしまったりするので、装具にかかってしまいます。装具は一個しかなかったし、洗濯できなかった(ひょっとして洗濯できたのかな?)ので、とっても臭くなってしまいました。その臭さは半端ないです。
あるある その4 臭くなった上ベルト部分を舐めまくる
上の画像の牛乳を含んで腐った雑巾のような臭いのする部分をムスメちゃんが無邪気に舐めまわすのです。
はじめ、奥さんは
と言っていました。
けれど、ムスメちゃんがベルトをなめるのを止めさせることはできませんでした。ただでさえ、装具をつけて不自由な思いをさせているのに、舐めたがっているのを止めさせるのも忍びないので(よくないことだし、甘いなぁと我ながら思うのですが…)、自由に舐めさせてあげることにしました。
的なことを言っていました。
奥さんもムスメちゃんも頼もしいです。
そして、とうとう装具を外す日を迎えることになりした。