非認知能力-忍耐力・自己抑制・思いやり

ガミガミではなく、のびのびがいい

忍耐力とか自己抑制ってどうやったら身につくのかなぁ?

ゲームだったら防御力を上げるのに攻撃を耐え続ける(深刻なゲーム脳)とかするけど、

やりたいことを我慢させて忍耐強い子に育てるのかなぁ?

けど、そんなやり方だと、前に出てた自己肯定感が育たないような気がするね。

というわけで子どもの忍耐強さ・自己抑制について調べてみましたよ。

和歌山大学の森下教授の研究にこういったものがあったぜ。

乳幼児の自己制御機能の発達―幼稚園での子供の特徴と親子関係―

1.自己制御機能とは、自己抑制機能と自己主張機能からなる。

2.男子について、母親の受容的態度が自己主張機能を高め、母親の統制的態度が自己抑制機能を逓減させる可能性がある。

3.女子について、母親が統制的態度でない場合、自己抑制機能も自己主張機能も共に発達した子供に育成する可能性がある。他方、母親が統制的態度である場合、子どもの強い自己抑制・弱い自己主張という特徴を形成する可能性がある。

4.自己抑制機能の発達は「思いやり」の発達と関連性が深い可能性が明らかになった。

和歌山大学学術リポジトリ

なにやら、難しいことが続きますが、ざっくりいうと

  1. ガミガミ言って子どものすることに怒ったり否定したすると悪い影響がある。
  2. のびのびと子どものすることを受け入れていくと自己抑制ができる忍耐強い子どもに育つ。
  3. しかも、忍耐強い子になるともれなく、思いやりのある子になるという追加スキル発動!

といいことづくめのような気がします。

けれど、全部が全部受け入れてガミガミ言わないのって、たいへんだよなぁ。ときどきほんとにイラッとすることもしてくるしねぇ。

しかし、こんなに効果があるなら、やらないわけにはいかないよねぇ。10年・20年後の子どもの人格形成には、今からの日々の積み重ねが大事ってわけですわぁ。できる範囲内で何とか、やってくでぇい。

我が家での具体的な取り組み

具体的な我が家での取り組みとしては

  1. 危険が生じる事でない限りは、子どものしたことには「いいねぇ」「そうなんだぁ」と共感を示す。
  2. 子どものやりたいことを先回りして親がやってしまうのではなく、出来ていなくてもグッとこらえて見守る。
  3. 石・虫を家に持って帰ってくる、ティッシュペーパーを箱からガンガン出す等の親に地味にダメージを与える行為も容認する。

ってとこでしょうか?3の内容がつれぇな。

自己抑制を育てる遊び

あと、子育ての先輩から自己抑制が高まる遊びを学んだぜ。先輩いつも、ありがとうございます。

それは、水がいっぱい入ったコップを子どもに持たせて、こぼさないようにゴールまで運んでいく。というゲームです。

水をこぼさないという制約をゲームに取り入れることによって、楽しみながら自然と自己を律することができるようになるとのことです。

出典:ジョジョの奇妙な冒険 コミックスより

グレートですよ。ディ・モールトですよ。そうですよね、我慢を無理強いして自己抑制を身に付けるなんて、弊害のほうが多そうですよね。遊びの中に取り入れてその中で身につく。実にマーベラスです。是非、我が家でもやっていきますよ。

あれですね、”わんぱくでもいい、たくましく育ってほしい”に集約しますね。

昔の人はいいことを言うもんだ。

我が家でも“わんぱくでもいい、たくましく育ってほしい”の精神で行きますよ。

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妻と娘と息子を愛してやまないゲーム好きなオッサン。座右の銘は「だってオラは人間だから」