非認知能力-自尊心・自己肯定感

自己肯定感とは?

「自己肯定感ありますかー?!
自己肯定感が一番、自己肯定感があれば何でもできる!

この道を行けばどうなるものか、危ぶむなかれ。
危ぶめば道はなし。
踏み出せばその一足が道となる。
迷わず行けよ。
行けばわかる。

いくぞー!
1、
2、
3、
だーーー!!」

本当にそうですよ、自己肯定感があれば何でもできる。自己肯定感が高ければ高いほど自分を信じて、どんなことにも前向きに取り組めるようになるのです。

これからの時代、多くの仕事がAIに取って代わられるそうです。なので、その人でなければできない仕事ができる人・いわれたことをただするのではなく自ら仕事を創造し新しい価値を生み出すことができる人が求められるようになります。正解もわからない中、失敗を恐れずに試行錯誤しなければなりません。その土台となるのが自己肯定感なのだ!!

塾講師という仕事柄、今までたくさんの親御さんや子どもたちと会ってきました。

オドオドしていて自信なさげに計算問題だけを解き応用問題に手を付けない生徒さんがいます。そういった生徒さんの親御さんと面談すると、結構な確率で自分の子を否定することが多いんですよね。自己肯定感が育っていないので、能動的に取り組むことができず、言われたことだけをしようとするんじゃないかと思います。

仕事にも勉強にも必要な自己肯定感。

というわけで幼児期の自尊心・自己肯定感について調べましたよ。

自己肯定感を高めるためにやること

  • 受け入れる
  • 褒める
  • 話を聞く

この中では、褒めることがメインとなるのですが、褒め方には二種類の褒め方「結果を見てほめる」「無条件にありのままをほめる」があるそうです。

何かいいことをしたら褒めることは「結果を見てほめる」としてわかるとして、特に何もしていないのに褒めるという「無条件にありのままにほめる」とは何ぞや?

アドラー心理学(魔軍司令ハドラーでも赤髪の冒険者アドルでもありませんよ)によると人を育てるには「褒める」ことも「叱る」ことも「教える」ことも決してやってはいけないそうです。

こりゃまた、極端だねぇ。アドラーによると人を育てるには、「上から評価して褒める」のではなく「横から勇気づける」ことをしなければならないそうです。なるほど「無条件にありのままを褒める」=「横から勇気づける」=「受け入れる」なんですね!アドラー先生!

お父さん・お母さんが子どものあるがままを受け入れることによって、何があっても帰る場所があるという安心感を与えるそうです。それが自己肯定化につながり、生きていく上での根っこになるそうです。

まだ、僕には帰れるところがあるんだ。こんなに嬉しいことはない。

引用:gundam-c.com

具体的にどうするのか?また我が家での取り組み

  1. トライ&エラーを認める―子どものしたいようにさせてみて、大人の思う正解を押し付けずにやったことに「できたね」「がんばったね」と声掛けをする。子どもが絵を描いているのに、こうやって描くんだよって親が描いちゃってるのを見たりすると「どうかねー」と思うよ。
  2. 子どものやったことをそのまま口にする―子どもが何かしたら、そのアクションをそのまま言う。例えば、ブロックで遊んでいてら「ブロックで遊んでいるね。」と言うんです。褒めるのではなく単なる事実確認ですね。けれど、子どもが親に受け入れられていると感じることができて、褒めるのと同様の効果があるそうです。塾でも生徒によくやっています。「問題解いてるね」とか。褒めるのと違ってストレスなくスラっとできるんですよね。ただ事実を口にしているだけだから。
  3. 子どもの描いた絵を目に付くところに飾る―玄関とかに子どもが描いた絵や作った工作を展示する。それって子どものしたことのオール肯定ですよね。喜びますよ。
  4. 写真を一緒に見る―うちのムスメちゃんは、自分大好きっ子なので、自分の写真をよく見たり見せてきたりします。それを一緒に見て、「この時はこうっだたねぇ」「このムスメちゃんは可愛いねぇ」と会話をしています。これも自己肯定感を高めるのにつながっているかな?
  5. 教育系の動画を一緒に見る―うちのムスメちゃんはYouTubeの動画が好きで、ちょいちょい見ているのですが、その中に生活習慣を学習させる動画があります。車に乗ったらチャイルドシートをするとか薬をちゃんと飲むといった内容の動画です。そんな動画を見ていると「ムスメちゃんはこれできる」と自己アピールしてきます。そのたびに、ムスメちゃんは「ちゃんとできててえらいねぇ」と褒めてあげると、すごく嬉しそうしてくれます。可愛いです。

受け入れるのが難しい時は

よくよく考えてみたら、わが子が元気で嬉しそうに毎日を送ってくれたら、それが一番なんですよね。その初心に戻れたら、子どもの自己肯定感は高まっていくようなんです。けれど、日々の生活の中で親に余裕が無くなったりしてイラッとくることもありますよね。

そんな時のために心がけていることがあります。

  1. 幼児期のいたずらやイヤイヤは子どもの能力を養うために必要なことであると必死に自分に言い聞かせてます。AIで例えると初期の情報の収集段階なんだと思います。今、情報をインプットしておかないと、その部分の知識が欠けた状態のままになってしまうのと同様なんだと思います。
  2. すぐに子どもの行動を判断せずに、しばらく観察します。以前、ムスメちゃんが何かワガママなことをしだしたなと思ったんですが、様子を見てみたんですよ。そしたら、「これ、パパの」と言って、差し出してくれたんです。優しい気持ちの発露から出た行動だったんですよね。早計に判断して叱っていたらと思うとゾッとします。なるべくどういう気持ちで行動しているか想像するようしてます。
  3. イラッと来たら、子どもの顔を見るようにします。そして、やっぱりうちの子は可愛いなぁという気持ちを取り戻します。

大変なこともいっぱいあると思いますが、世のお父さん・お母さん一緒に頑張っていきましょうYo!

我が子が素敵な大人に育つのか、はたまた、どこに出しても恥ずかしくない立派なクズに育つのかは、お父さん・お母さんのがんばり次第なんですから。

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ABOUTこの記事をかいた人

妻と娘と息子を愛してやまないゲーム好きなオッサン。座右の銘は「だってオラは人間だから」